〜☆ ストーリー ☆〜

……この世界に語り継がれる伝説、『聖少女』。

かつてこの地には3つの種族があった。

彼らは相容れることなく互いに覇権を競い、戦乱を繰り広げていた。

そんな未来永劫に続くかとも思われた戦乱に終止符を打った代償として、

3種族の一つ、『恐れを知らぬ者』の勇敢なる男たちは一人残らず命を落とした。

存亡の危機に立たされた『恐れを知らぬ者』だがしかし、一族の長たる

「聖少女」の力により、彼女たちは新しい種の存続の術を与えられた。

自分たちの力だけで生殖を可能にする能力。男性に頼らず、子を宿す力……処女生殖。

……しかし、奇跡は万能ではなかった。

奇跡の代償に喪われたものは二つ。

一つは奇跡をもたらした聖少女自身の生命。

そして、もう一つは……それは、種族の寿命。

生きる力を与えられた反面、それは近い死をも彼女たちの運命に取り込まれた。

人間とほぼ同じ容姿を持ちながらも、決定的に違う要素……。

彼女たちは短命という名の運命を背負った……。

戦乱の記憶が時の流れと共に薄れ行くにつれ、彼女たちはいつしか新しい呼び名を与えられた。

聖少女を受け継ぐもの……『メイデン』と。


……時は流れ、人間と伝説たるメイデンの間に形作られていった絶対的なヒエラルキー。

英雄たる聖少女の末裔であるメイデンの存在意義は『愛玩動物』と形を変え、

人間に従属し、生きるようになっていた。

そんなメイデンを育成をし、様々な芸を披露させ生業とする者たちを人々は『ブリーダー』と呼んだ。

ストランドフィールズの首都、プリムベリー。

『メイデンの街』と呼ばれるここでは、その名の通り、多くのメイデン、

そしてブリーダーが栄光を掴むため、しのぎを削っていた。

かつてトップブリーダーとして名を馳せた主人公、クリス。彼はある理由で

ブリーダー稼業から離れ、燻った生活をしていた。

しかしそんなある日、街中で出会った、自分とよく似た雰囲気を持つ一人のメイデンと

出会うことにより、彼の心は再燃焼を始めた。

再びブリーダーとして頂点に立つことを誓い、新たな娘と共に再起の一歩を踏み出した……。